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	<title>観光 &#8211; ヒダスト</title>
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	<description>飛騨地方に生きる、飛騨人のストーリーを刻むメディア。</description>
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	<title>観光 &#8211; ヒダスト</title>
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		<title>下呂は「ホスピタリティ」の街。「下呂に住む意味」が「カッコいい仕事」を生む ー  青木一英 ( 下呂市役所 企画課 )</title>
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		<dc:creator><![CDATA[丸山純平]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 02 Aug 2019 12:10:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[下呂市]]></category>
		<category><![CDATA[40代]]></category>
		<category><![CDATA[公務員]]></category>
		<category><![CDATA[市民活動]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[益田清風高校]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>下呂に留まらず飛騨地方の観光資源を知り尽くした、下呂市役所企画課で働く青木一英(あおきかずひで)さん。 公務員の立場でありながら、高校生の地域活性化団体「馬瀬ガール」のサポートを始め、数多くのまちづくりの場に携わり続けま [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" class="aligncenter  wp-image-3359" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_1817-1024x676.jpg" alt="" width="540" height="356" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_1817-1024x676.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_1817-300x198.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_1817-768x507.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_1817-1920x1268.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<blockquote><p>下呂に留まらず飛騨地方の観光資源を知り尽くした、下呂市役所企画課で働く青木一英(あおきかずひで)さん。</p>
<p>公務員の立場でありながら、高校生の地域活性化団体「馬瀬ガール」のサポートを始め、数多くのまちづくりの場に携わり続けます。</p>
<p>そんな青木さんの原点とは？下呂の街にどんな未来を見据えているのでしょうか？</p>
<p>下呂温泉よりも熱い！飛騨を代表する、アクティブ公務員のストーリーをご覧ください。</p></blockquote>
<h2>「学校で負けて悔しい」応えてくれた大人たちが下呂にはいた</h2>
<p>下呂市萩原町で生まれました。小さい頃から自然の中で遊んでいたのですが、小学4年生くらいの時に「御嶽山」の噴火があり<strong>「なんで噴火するんだろう？」</strong>と疑問を抱いたのです。</p>
<p>登山の解禁がされてから、父親が御嶽山に連れて行ってくれまして、そこで見た御来光の日の出とか、雷鳥や高山植物の美しさが子ども心に強烈な体験でした。その時の将来の夢は<strong>「自然保護官」</strong>でしたね。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3319" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide02-1024x649.jpg" alt="" width="540" height="342" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide02-1024x649.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide02-300x190.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide02-768x487.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide02-1920x1217.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>益田高校(現在の益田清風高校)の普通科に進学したのですが、人生の転機は高校1年生の夏休みから始まります。すでに部活を辞めてヒマを持て余していた僕に、<strong>「文化祭で面白いことをやろう」</strong>と当時の担任が誘ってくれまして、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のスライド劇を企画しました。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3317" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide04-1024x676.jpg" alt="" width="540" height="356" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide04-1024x676.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide04-300x198.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide04-768x507.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide04-1920x1268.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>夏休みをかけて準備した甲斐もあり、すごく出来が良かったのです。しかし当時は、日本一を誇る経理科が幅を利かせた時代。充実感に浸り切っているところに「3年生の経理科が最優秀で、僕たち1年C組は優秀賞だった」との一報が入ります。</p>
<p><strong>「出来レースや！」</strong>と文化祭実行委員会に抗議文を出すほど紛糾しましたが、結果はひっくり返りません。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3316" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide05-1024x651.jpg" alt="" width="539" height="343" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide05-1024x651.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide05-300x191.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide05-768x488.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide05-1920x1221.jpg 1920w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /></p>
<p>どうしても納得がいかない。ジュニアリーダーをやっていた関係で、中学生の時から出入りしていた教育委員会に出向いて<strong>「町の人に評価してもらいたい！」</strong>とお願いし、<strong>再発表の場をつくる</strong>こととなりました。役場の方も話を聞いてくれて<strong>「広報チラシを小学校から全児童に配ってやるぞ！」</strong>と大ごとになります。</p>
<p>今でも鮮明に覚えているのですが、開催予定日が台風直撃の予報となり、やむなく中止にしたのです。そうしたら、結局1日早く台風が過ぎ去りまして(笑)。だけど、今さらどうやって周知すればいいのか？職員さんに相談したら、<strong>「商工会の車ならなんとかなるかもしれん」</strong>と掛け合ってくださり、最終的に商工会の車で<strong>「台風が過ぎ去ったから開催します！」</strong>と町中をアナウンスして回りました。町民の皆さんも急遽来てくださり、大盛況に終わったのです。</p>
<p>冷静に考えてみたら仕事と関係のない、それも「学校で負けて悔しい」なんて話を親身に聞いて動いてくれた。<strong>「これはすごい人たちや」と感動</strong>しまして、青少年教育に関わる仕事に就くことを決意します。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3318" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide03-1024x535.jpg" alt="" width="540" height="282" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide03-1024x535.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide03-300x157.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide03-768x401.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide03-1920x1003.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>関西の大学を卒業後、萩原町役場に採用していただきました。途中、町村合併で下呂市に変わりますが、教育委員会から税務課、市民課、環境課へと異動しまして、<strong>観光課</strong>に7年務めたことが次の大きな転機となります。</p>
<h2>行政と地域が一体となり、地域資源に光を当てる</h2>
<p>役所内での人事異動は、民間に置き換えたら会社が変わったぐらい<strong>仕事内容が変化</strong>します。異動してきた4月に、観光課にかかってくる電話は桜の問い合わせなのですが、最初は全く分かりません&#8230;&#8230;。</p>
<p>これはマズイと、異動した1年目はとにかく休みを使って、観光資源になるものは片っ端から自分で周りました。<strong>自費で自分で行かないと、観光客目線にはなれません。</strong>この経験が自分の大きな支えとなります。</p>
<p>僕の担当は下呂温泉以外の周辺地域で、各地域へ出向いても<strong>「もうこんな地域ダメだ」「合併なんかしたせいで」</strong>みたいな暗い話しか出てきません。やっていることも毎年恒例の地域イベントが精一杯で、せっかく補助金を使っても地域に蓄積されず、疲弊していくばかり。</p>
<p>だけど、飛騨小坂200滝でガイドを立ち上げようとする方、日本一の鮎を育てるために日本一美しい村にしようとする方、金山でも筋骨巡りが始まったりと<strong>地域には面白い資源が眠っていて</strong>、面白いことをやろうとしている<strong>Uターン・Iターンの方々</strong>がいる。</p>
<p>そんなことを力説しても、<strong>「どうせ3年経ったら異動するんやろ。お前ら役場なんか〜」</strong>と言われるのです。なるほど、この地域には<strong>行政と地域が一体となって取り組み、評価された経験がない</strong>のだと気づきました。</p>
<p>そこで、市役所にはさまざまなコンテストのお話がよく来るのですが、地域活性系のコンテストに応募しまくり、<strong>多くの賞や、賞に準ずる認定を取得</strong>しました。こんなに良い地域資源があるのだから出さん手はありません。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3314" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide08-1024x657.jpg" alt="" width="539" height="346" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide08-1024x657.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide08-300x192.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide08-768x492.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide08-1920x1231.jpg 1920w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /></p>
<p>やっぱりまずは対外的な評価や繋がりをつくって、地元の人たちが<strong>「うちの地域は全国のモデルだ！」</strong>と前向きにならないと始まりません。それだけの地域資源があるのですから。</p>
<p>自分自身が各地を周り、この目で見て感じたからこそ、強く提案することができたと思います。</p>
<h2>グローバルな課題を、ローカルで解決。下呂で価値ある実験をする</h2>
<p>とは言っても、資源を生かして稼げる仕組みをつくり、かつ次の世代が繋がっていかないと持続はできません。そうしたしっかりと稼げる仕組みをつくるために、<strong>「補助金」</strong>や<strong>「交付金」</strong>を利用するのは間違っていません。</p>
<p>ただ単にお金を取ってきて浪費するだけの事業ではなくて、<strong>全国の課題を解決する糸口</strong>がその事業で紐解かれると捉えたら、有効利用できると思いませんか？実験・研究費に近い感覚かもしれないですね。</p>
<p>当然、地域によって特徴や特殊性があります。ですが、その条件下をどう普遍的な地方の現状や課題に因数分解できるか。下呂を始めとする飛騨地方でそんな<strong>実験をする価値</strong>があると思ったら、目の前の仕事だけじゃなくて、全国的な動向とかもっと広く世界ではどうなんだろう？と考えますよね。</p>
<p>ローカルが直面している課題は、<strong>グローバルな課題</strong>にも置き換えられる。じゃあどう<strong>ローカルで解決</strong>していくのか。次のきっかけは高校生との出会いでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>益田清風高校が<strong>観光産業の学習</strong>に力を入れていまして、生徒たちが独自に馬瀬川の観光動向を調査していました。その調査では、若者を中心に釣り人口が減っていることが判明したと。そこで若い女性をターゲットに、高校生が自ら釣り名人から釣りを教わり、<strong>「馬瀬川ガール」</strong>というブランディングで釣りの魅力を情報発信していたのです。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3313" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide06-1024x543.jpg" alt="" width="539" height="286" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide06-1024x543.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide06-300x159.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide06-768x407.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide06-1920x1017.jpg 1920w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /></p>
<p>「観光甲子園（全国高等学校観光選手権大会）」という高校生による観光プランを競う大会があり、地元の益田清風高校のエントリーを観光課でも応援したら、なんと<strong>全国区で準優勝</strong>します。次の年も小坂町をテーマにしたプレゼンで<strong>準優勝</strong>。</p>
<p>すごく嬉しくて、<span style="font-size: 1rem; letter-spacing: 0.05em;">地域の人にも聞いてもらいたくて、観光協会から商工会からみんなを集めて凱旋プレゼンをしたんですよ。そうしたら地元の人が涙を流して喜んでくれて、<strong>「次は大人たちの番だ！」</strong>と火がついたんです。</span></p>
<p>発案してくれた高校生にいろんな観光体験をしてもらいたいということで、毎年高校生からモニターで意見を聞くということを定例化したんですね。こうして、地域と高校生の連携が少しずつ始まっていきます。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3312" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide09-1024x614.jpg" alt="" width="541" height="324" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide09-1024x614.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide09-300x180.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide09-768x460.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide09-1920x1150.jpg 1920w" sizes="(max-width: 541px) 100vw, 541px" /></p>
<h2>「馬瀬ガール」の高校生たちが地域を駆け回る</h2>
<p>地方創生事業の一環として、益田清風高校の観光学習の支援をしてほしいと依頼がありまして、高校生が取り組むなら馬瀬地域で活動するイメージがあり、馬瀬の方からも「観光で経済を活性化したい」とテーマをいただきました。</p>
<p>馬瀬村を歩きながら課題を探す中で、道の駅「美輝の里」に設置されてある<strong>観光案内の看板</strong>に着目します。「看板は道の駅ができた当初のままで<strong>更新されていない</strong>。かつ<strong>面白くないから誰も目に留めない</strong>」と、高校生からの厳しい指摘があったのですが、確かにトイレだけ済ませたら地域に立ち寄らないのも事実。</p>
<p><strong>「わたしたちがイラストを描くから、お客さんの興味を惹く新しい看板を作ってみたい！」</strong>そんな高校生の提案を、岐阜県の土木事務所へ話をして掲示許可を得ます。それもただの観光案内ではなく、オススメの観光ルートやその所要時間まで掲載するアイデアです。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3311" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide12-1024x569.jpg" alt="" width="540" height="300" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide12-1024x569.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide12-300x167.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide12-768x427.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide12-1920x1067.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>このイラスト看板製作をきっかけに、高校生から積極的に地域のために何ができるか提案をしていくグループ<strong>「馬瀬ガール」が誕生</strong>します。農家レストランの新メニュー開発や、短編映像の撮影、さまざまな地域活動へと参加いたしました。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3309" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide10-1024x555.jpg" alt="" width="539" height="292" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide10-1024x555.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide10-300x162.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide10-768x416.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide10-1920x1040.jpg 1920w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /></p>
<p>馬瀬ガールのメンバーであるKさんが、「地元就職はしたいけれど、つまらん公務員だけには絶対にならんと思っていた。でも、青木さんが馬瀬地域とわたしたちを繋いでいるのを見て、<strong>自分もそういう公務員になりたい</strong>」と言ってくれて、すごくびっくりして涙が出ました。</p>
<p>同じく馬瀬ガールのHさんは「10年後にはAIが半分の仕事を奪う中で、<strong>AIに取られない仕事をつくった方が生き残れるからわたしは起業する</strong>」と言い出したんです。この子らは凄いなと思いました。</p>
<p>極め付けは「馬瀬の集い」という馬瀬住民の集まりで、馬瀬ガールが司会を引き受けた時のことです。高校卒業前ということもあり馬瀬ガールが抱負を述べたのですが、「この先、大人になってからもまた馬瀬に来たい。でもその時、馬瀬地域がなくなっていたら戻ってこれない。私たちが大学生や社会人として<strong>再び参加できるまで、馬瀬地域を残していただくのが皆さんの責務です</strong>」と言ったんですよ。もう、鳥肌が立ちましたね。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3310" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide13-1024x621.jpg" alt="" width="540" height="327" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide13-1024x621.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide13-300x182.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide13-768x466.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide13-1920x1164.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>Kさんは宣言通り、高校卒業後に<strong>下呂市役所に就職</strong>し、僕の後輩になってくれました。当時の自分と重なって、なんだか<strong>デジャヴ</strong>だなと感じたのです。こうして次世代に繋いでいくことで地域に恩返しできたのであれば嬉しいですね。</p>
<h2>下呂は「ホスピタリティ」の街。「下呂に住む意味」が「カッコいい仕事」を生む</h2>
<p><strong>「コンパクトシティ」</strong>という言葉があります。人口が減った分、中心市街地の方に人が集まってくることは致し方がない部分ではありますが、<strong>「別にうちの地域は幸せにイキイキと生きていけとるよ」</strong>という力もないとダメだと思うんです。</p>
<p>極端な話ですが、「飛騨のような中山間地域に住むなら<strong>東京に住んだら？</strong>」と言われたら、あなたはどう思いますかということです。そんな<strong>単純な話じゃない</strong>ですよね。</p>
<p>日本で初めて<strong>「ホスピタリティ都市宣言」</strong>をして、おもてなしのまちづくりを進めているのが下呂市です。下呂温泉発祥のお寺「温泉寺」の和尚さんにお話を伺った時に、大きなヒントを得ました。</p>
<p>温泉寺は薬師如来を祀るお寺なんですけれど、江戸時代には全国から湯治客が押し寄せ、貧しい人を無銭で受け入れて境内に寝泊りさせて治癒したそうです。つまり温泉寺は、病気の治癒を一緒に祈ったお寺であり、<strong>病院(ホスピタル)</strong>だったわけですね。</p>
<p>「ホスピタリティの語源はホスピタル。病で苦しんでる人の気持ちに寄り添い、早く良くなってほしいと願う気持ちが<strong>『おもてなし』</strong>なんや。下呂こそ、<strong>ホスピタリティのルーツ</strong>なんや」ということを和尚さんが言われたんです。</p>
<p>今では時代が変わって、治療を目的に下呂へお越しになる方はいません。しかし、ストレスを抱えて暮らす現代人が下呂温泉に入って、下呂の美味しい物を食べて、自然の中のアクティビティで<strong>リフレッシュ</strong>する。そんな<strong>癒しと元気を与える仕事が、下呂に住む人の使命</strong>というとおおげさでしょうか。</p>
<p>僕はそれが失われなかったら、どんなに下呂から人が減ってもこの地域が消滅することはないと信じています。地域の歴史に根ざした<strong>「下呂に住む意味」</strong>をもう一度見直して、下呂で暮らしていこうと思えるとよいですよね。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3320" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide01.jpg" alt="" width="540" height="313" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide01.jpg 932w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide01-300x174.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2017/07/aokikazuhide01-768x445.jpg 768w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>そうした「下呂に住む意味」を問いかけ続け、地域資源を活かした挑戦をする大人に、高校生や大学生は出会ってほしいです。そんな仕事が多く生まれ、<strong>カッコいい仕事だと地域の若者が憧れる</strong>環境が僕の夢です。そうしてできたカッコいい仕事というのは、きっと<strong>AI に取って代われない仕事</strong>の一つ。</p>
<p>そんな仕事を志す<strong>尖った次世代が、この街で真っ直ぐに育つ場</strong>をつくりたい。高校生の僕の想いに真剣に向き合ってくれたあの日の大人の姿が、今の僕をたしかに創っています。</p>
<blockquote><p>まちづくりを志した時から、青木さんの軸は一貫して「人づくり」。</p>
<p>これからも下呂市で挑戦する若者と真剣に向き合い、その活躍を影からサポートし続けます。</p>
<p>そんな青木さんのお仕事こそ、AIに取って代われない「カッコいい仕事」なのでした。</p></blockquote>
<h2>連絡先</h2>
<p>青木一英(あおきかずひで)<br />
<a href="https://www.facebook.com/kazuhide.aoki.56" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.facebook.com/kazuhide.aoki.56</a></p>
<p>下呂市　公式ホームページ<br />
<a href="http://www.city.gero.lg.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://www.city.gero.lg.jp/</a></p>
<p>&nbsp;</p><p>The post <a href="https://hida-st.com/2019/08/02/aokikazuhide/" target="_blank">下呂は「ホスピタリティ」の街。「下呂に住む意味」が「カッコいい仕事」を生む ー  青木一英 ( 下呂市役所 企画課 )</a> first appeared on <a href="https://hida-st.com/" target="_blank">ヒダスト</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>飛騨高山は「ホワイトランド」？　銭湯と宿でまちづくり ー 中村匠郎 (ゆうとぴあ稲荷湯 / cup of tea)</title>
		<link>https://hida-st.com/2019/07/26/nakamuratakuro/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[丸山純平]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 26 Jul 2019 10:12:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[高山市]]></category>
		<category><![CDATA[30代]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[後継者]]></category>
		<category><![CDATA[経営者]]></category>
		<category><![CDATA[観光]]></category>
		<category><![CDATA[起業家]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>岐阜県高山市で、銭湯「ゆうとぴあ稲荷湯」やゲストハウス「cup of tea」を経営する中村匠郎さん。 海外の高校・大学を卒業し、コンサルタントとして海外を飛び回るキャリアを積み重ねていた中村さんが、なぜ地元の飛騨高山に [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3145" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro002-1024x695.jpg" alt="" width="539" height="366" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro002-1024x695.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro002-300x204.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro002-768x522.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro002-1920x1304.jpg 1920w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /></p>
<blockquote><p>岐阜県高山市で、銭湯「ゆうとぴあ稲荷湯」やゲストハウス「cup of tea」を経営する中村匠郎さん。</p>
<p>海外の高校・大学を卒業し、コンサルタントとして海外を飛び回るキャリアを積み重ねていた中村さんが、なぜ地元の飛騨高山に帰郷し、「銭湯と宿でまちづくり」を進めるのでしょうか？</p>
<p>中村さんが語る、<strong>「ホワイトランドで観光をアップデートする」</strong>とは？ その真意をどうぞご一読ください。</p></blockquote>
<h2>海外の高校・大学を卒業して、コンサルで世界を飛び回る</h2>
<p>高山市で生まれました。実家は曽祖父の代から<strong>「ゆうとぴあ稲荷湯」</strong>という銭湯を経営しています。小学5年生くらいからずっと<strong>競馬が好き</strong>で、『ダービースタリオン』という競馬のゲームを毎日2時間きっかりやる。変な小学生でした(笑)。</p>
<p>斐太高校に入学したのですが、親の勧めで高校1年生の7月から<strong>ニュージーランドに単身留学</strong>し、そのまま<strong>現地の高校を卒業</strong>することになります。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3152" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou19.jpg" alt="" width="540" height="329" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou19.jpg 960w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou19-300x183.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou19-768x468.jpg 768w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>2年半のニュージーランド生活は苦労しました。中学レベルの英語力なので言葉は通じないし、アジア人への差別もある中で友達もあまりできない。全然、華やかな留学生活じゃないです(笑)。</p>
<p>高校卒業後は、アメリカはペンシルバニア州の「ゲティスバーグ大学」に進学します。幅広い教養を身につけるために「リベラルアーツ カレッジ」と呼ばれる、さまざまな学問を学べる大学を選んだのですが、<strong>高校生活よりもしんどい</strong>日々でしたね&#8230;&#8230;。</p>
<p>学期を通しての成績が平均で70点以下を取り続けると退学になる上に、正解に至るまでの過程の説明が求められる試験ばかりで、図書館の地下の隅っこでひたすら勉強して過ごす大学生活でした。やっぱり、華やかなキャンパスライフじゃないです(笑)。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3153" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou18.jpg" alt="" width="540" height="405" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou18.jpg 640w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou18-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>大学卒業後はビザの関係で日本に帰国して、ビジネス用途に特化したソフトウェアを販売する、IT企業の「日本オラクル」に就職します。ソフトウェア導入の支援をする役割だったのですが<strong>、ITはツール(手段)</strong>であって、お客さんの業務をどう変化させていくとか、ゴールをどう実現するかを妄想する方が好きでした。会社の中で一番、ITに詳しくない可能性がありましたね(笑)。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>気づいたら東京で4年くらい働いていまして、徐々に飽きてソワソワして来ます。そんな折に、<strong>「海外でコンサルティングの経験を積みませんか？」</strong>と転職のお誘いメールをいただき、どこに行くのかも知らないまま即答して、野村総合研究所のシンガポール拠点に採用されました。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3151" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou17.jpg" alt="" width="540" height="446" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou17.jpg 717w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/nakamuratakurou17-300x248.jpg 300w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>日系企業がアジアに進出する際の、システム導入提案から導入、運用サポートまで行う仕事で、ラオス人の上司と二人でアジアの様々な国を回って、泥臭く活動します。結婚を機に日本へ帰国し、「デロイト トーマツ コンサルティング」に転職。そこでは企業の合併や組織づくりのアドバイザーを行う部署に所属していました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>こんな感じで居住地を転々として、一つのコミュニティに長く属したことがありません。コミュニティの輪の中に入れないのは自分の<strong>コンプレックス</strong>でもあり、同時に、<strong>常に一歩引いて見ている感覚</strong>がコンサルという仕事を選んだ理由だったのかもしれませんね。</p>
<h2>人間が人間たらしめることを実感できる場所が「銭湯」</h2>
<p>両親は僕を海外に送り出した時点で、地元には戻って来るなくらいの感覚で、銭湯も親父の代で潰す予定だったそうです。</p>
<p>東京でも銭湯にはよく行ってたのですが、ある日、若い学生たちが湯船に浸かりながら<strong>合コンの反省会</strong>をし始めるシーンがありました。「待て待て、若者にとって<strong>銭湯はカフェや居酒屋と同じ</strong>なのか？」そんなヒントもありながら、そもそも週末の銭湯はめちゃくちゃ混むんですよ。<strong>シンプルにみんな疲れている(笑)。</strong></p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2965" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro03-1024x764.jpg" alt="" width="540" height="403" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro03-1024x764.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro03-300x224.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro03-768x573.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro03-1920x1432.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>つまり、<strong>「リラックス」</strong>はこれからの社会でますます重要なキーワードになるのではないか。AI(人工知能)やロボティクスに任せることと、人間がやるべきことに分かれていくとして、人間にできることは<strong>五感を喜ばせること</strong>だと思うのです。だってVRお風呂とか嫌でしょ(笑)。</p>
<p><strong>銭湯は江戸時代も令和になっても裸にならなければいけない場</strong>で、人間が人間たらしめることを実感できる場所だと考えたら、これは<strong>銭湯超熱い</strong>。よし、家業を継ごう！と都合よく考えて帰郷します。</p>
<p>家でゆっくり夕飯も食べられない、多忙な都会のサラリーマン生活に疲れてしまい&#8230;&#8230;家族で商いをしてのんびりと暮らしていた子ども時代の方が<strong>幸福度が高い</strong>なと、恋しく思ったのも大きいです。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2971" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro10-1024x592.jpg" alt="" width="539" height="312" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro10-1024x592.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro10-300x173.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro10-768x444.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro10.jpg 1280w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /></p>
<p>一方で、銭湯を継ぐだけじゃ面白くなくて、自分でも<strong>ビジネス</strong>を始めないとダサいという意識もありました。</p>
<p>当時、高山ではまだ少なかったゲストハウスは、海外経験の長い僕ならばいけるんじゃないかと楽観的に考え、2017年1月に会社員を辞めまして、東京都の2拠点生活しながら開業準備をします。そうして<strong>「cup of tea」</strong>が生まれ、<strong>『銭湯と宿でまちづくり』</strong>の始まりです。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2966" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro01-1-1024x623.jpg" alt="" width="540" height="329" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro01-1-1024x623.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro01-1-300x183.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro01-1-768x467.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro01-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<h2>飛騨高山の「観光」をアップデートする、二つのチャレンジ</h2>
<p>今後、飛騨高山の<strong>「観光」</strong>に取り組んでいくにあたり、<strong>二つのチャレンジ</strong>があると思っています。</p>
<p>一つ目は、<strong>観光ブームを享受できる人間を増やす</strong>こと。飛騨高山が観光やインバウンドで盛り上がるほど、ブームに乗っかっていない人との<strong>温度差</strong>がどんどん出ます。ホテルなどの宿泊業、飲食業、一部のお土産屋は大盛り上がりだけど、他の産業の方からしたら「渋滞増えるし、外国人だらけで面倒臭いな」みたいな。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2974" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro07-1024x694.jpg" alt="" width="540" height="366" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro07-1024x694.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro07-300x203.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro07-768x521.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro07.jpg 1080w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p>この温度差が広がるほどに、街の未来に関心がある人は減り、街としての一体感がなくなり、高山の魅力が薄れていきます。古い町並みのテナントで都会の訳分かんない業者が増えるのも一例ですし、今の観光ブームって、<strong>資本主義社会で搾取される構図</strong>を作っちゃっているんです。「あれ、観光に関わる地元民さえも意外と儲かってないな&#8230;&#8230;」と。</p>
<p>従来の観光が盛り上がれば盛り上がるほどに、<strong>観光地としてのブランド価値も街の寿命も縮まる</strong>。この流れを変えたいなと考えています。</p>
<p>まちづくりにおいて<strong>「無関心」が一番良くない</strong>です。ですが、「無関心じゃダメだよ」と糾弾するのではなく、無関心になってしまう<strong>原因を正していかないといけない</strong>。つまりは、もうちょっと「観光」が自分たちの生活の下支えになっている<strong>実感や、恩恵が得られる仕組み</strong>に変えていかなければなりません。</p>
<p>そして二つ目、<strong>新しい観光資源を創る</strong>ことです。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2973" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro08-1024x620.jpg" alt="" width="540" height="327" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro08-1024x620.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro08-300x182.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro08-768x465.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro08.jpg 1500w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<p><strong>「飛騨高山の観光」</strong>と聞くと、高山市民は全員<strong>「古い町並み」</strong>や<strong>「高山祭」</strong>を思い浮かべます。その前提で観光のこれからを議論しても、古い町並み界隈の話に限定されてしまい、しまいには<strong>「観光地にすること」</strong>が目的になってしまいます。</p>
<p>じゃあ、<strong>そもそもの観光</strong>ってなんでしょうか。観光のもとの意味は<strong>「その土地の威光を観察する」</strong>です。</p>
<p>これからの飛騨高山は、古い町並みだけにすがっていたらダメです。もちろん、先人たちが築いてきた古い町並みは僕らのありがたい資源なのですが、それは過去の遺産で食いつなぐだけであり、<strong>後世に残すもの</strong>を新たに創り上げないといけません。</p>
<p>新しい光へとアップデートした街に魅力を感じた結果、飛騨高山へ観光に訪れる。そんな資源を作ることができたら新しい産業も発達し、この街の地力がついていくのではないでしょうか。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2975" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro05-1024x610.jpg" alt="" width="539" height="321" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro05-1024x610.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro05-300x179.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro05-768x457.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro05.jpg 1500w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /></p>
<p>では、<strong>飛騨高山が掲げるべき光</strong>はなにか？僕は、これまでの価値観から脱却して考える必要があると思っています。</p>
<h2>「どうしたら幸福度が上がるか？」飛騨高山が21世紀のレアキャラとなる</h2>
<p>大量消費が肯定される20世紀の資本主義の延長線上で、一部の大国はこれからもどんどん競争していきます。日本がこれからどうなっていくのかを考えた時に、そんな競争社会ではアメリカや中国、はたまたインドには絶対勝てません。</p>
<p><strong>経済大国の価値観から転換</strong>して、<strong>違うアプローチ</strong>で生き延びていかなきゃいけない。少子高齢化と人口減少を世界で最初に経験している<strong>課題先進国</strong>・日本だからこそ、<strong>新たな価値観</strong>を提案していけるんじゃないかと考えます。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2972" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro09-1024x575.jpg" alt="" width="539" height="303" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro09-1024x575.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro09-300x169.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro09-768x432.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro09.jpg 1500w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /></p>
<p>大学在学中にデンマークへ半年間の交換留学をしていたのですが、そこで大きなヒントを得ました。デンマークは世界幸福度ランキング上位を常に争う国で、高い税率の分、社会保障・教育システムが手厚かったりします。しかし、なによりも<strong>国民の思想や民度が違う</strong>のです。</p>
<p><strong>「自分は何が好きで何が嫌いか」</strong>がはっきりしていますし、<strong>「どうしたら自分・社会の幸福度が上がるのか」</strong>が物事を考える上での前提になっている。</p>
<p>彼らのように、物質的な豊かさよりも、<strong>精神的な充足</strong>を重視するスタンスを取ることはできないだろうか。経済大国にはできない<strong>逆張りの戦い方</strong>で、<strong>21世紀のレアキャラ</strong>となる。北アルプスに囲まれた陸の孤島である飛騨高山だからこそ、独自の路線で、新たな光を見出すことができるのではないかと考えています。</p>
<h2>飛騨高山は「ホワイトランド」？銭湯と宿でまちづくり</h2>
<p>飛騨高山は<strong>「ホワイトランド」</strong>だと思うんですよ。競争相手のいない未開拓の市場を「ブルーオーシャン」、逆に競争の激しい既存市場を「レッドオーシャン」と表現しますが、飛騨高山は海もなければ、血みどろもない。<strong>なんでも挑戦できる余白がいっぱいあるから超面白い</strong>「ホワイトランド」。まあ、僕の造語なのですが(笑)。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2968" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro04-1024x537.jpg" alt="" width="541" height="284" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro04-1024x537.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro04-300x157.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro04-768x402.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro04.jpg 1080w" sizes="(max-width: 541px) 100vw, 541px" /></p>
<p>自分が手を挙げて、自ら動き出せばなんでもできる土地だと思うのです。それを止める人もいないし、先にやっている人もあんまりいない。本当に面白い街だと僕は思います。</p>
<p>一方で注意が必要なのは、「飛騨の人は地元が大好きだ！」とか「飛騨のまちづくりは面白い！」ってよく言うけど、<strong>その飛騨って市民全員ですかね？</strong>絶対そんなことはない。誰かを取り残したまま、より良い街にしていこうぜ！と音頭を取るのはあんまり好きじゃないです。</p>
<p><strong>馴れ合いではなく、街に貢献したらしっかりと報酬がもらえる社会</strong>にしていかなきゃいけないですよね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この街をどうやってアップデートしていくか。いろいろと挑戦しながらも、具体的な手法は手探りです。でも、なんだって挑戦できるホワイトランドなのですから。僕はまず、銭湯と宿を拠点に、観光客と地域を繋げるまちづくりを始めます。僕で四代目となる「銭湯」で地元の方を、「宿」では観光客をもてなし、時に彼らが交わることで生まれる化学反応を目の当たりにするのを、とても面白く感じています。</p>
<p>こんなふうに、それぞれのできることで挑戦していった結果、訪れる価値あるその土地の「光」となるのではないでしょうか。<strong>それぞれが幸せな生き方を選択した結果、それが土地の光になり、地域の利益としても還元される。</strong>そんな街を、新しい世代で創っていきたいと考えています。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-3144" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro001-1024x656.jpg" alt="" width="541" height="346" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro001-1024x656.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro001-300x192.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro001-768x492.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/nakamuratakuro001-1920x1230.jpg 1920w" sizes="(max-width: 541px) 100vw, 541px" /></p>
<blockquote><p>誰もが楽しく、ハッピーになれる飛騨高山を。世界中を飛び回り、幸せを追求するために飛騨高山に帰郷した中村さんだからこそ、取材中も一貫して「個人の幸せ」とはなにかを語られました。</p>
<p>では、あなたは「ホワイトランド」でなにを始めますか？どんな幸せを描きますか？</p>
<p>この街で幸せに、楽しく生きるために。アップデートしていくのはわたしたち飛騨人です。</p></blockquote>
<h2>連絡先</h2>
<p>中村匠郎<br />
<a href="https://www.facebook.com/takuro.nakamura.94" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.facebook.com/takuro.nakamura.94</a></p>
<p>銭湯と宿でまちづくり(ブログ)<br />
<a href="https://sento-guesthouse-local.net/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://sento-guesthouse-local.net/</a></p>
<p>ゆうとぴあ稲荷湯<br />
<a href="http://yutopia-takayama.net/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://yutopia-takayama.net/index.html</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p><p>The post <a href="https://hida-st.com/2019/07/26/nakamuratakuro/" target="_blank">飛騨高山は「ホワイトランド」？　銭湯と宿でまちづくり ー 中村匠郎 (ゆうとぴあ稲荷湯 / cup of tea)</a> first appeared on <a href="https://hida-st.com/" target="_blank">ヒダスト</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「穂高を耕す、穂高に生きる」 標高3000mの山小屋で日々を営み続けるー 今田恵 (有限会社 穂高岳山荘 代表取締役)</title>
		<link>https://hida-st.com/2019/07/23/imadamegumi/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[丸山純平]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 23 Jul 2019 06:43:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[飛騨市]]></category>
		<category><![CDATA[30代]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[サービス業]]></category>
		<category><![CDATA[宿泊]]></category>
		<category><![CDATA[後継者]]></category>
		<category><![CDATA[斐太高校]]></category>
		<category><![CDATA[登山]]></category>
		<category><![CDATA[経営者]]></category>
		<category><![CDATA[観光]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://hida-st.com/?p=2719</guid>

					<description><![CDATA[<p>大正14年創業、標高3000mに位置する山小屋「穂高岳山荘」を経営する今田恵さん。大学を卒業してすぐに家業を継ぎ、1年の半分を険しい山の上で営みます。 標高3000mの山小屋で働くとはどんな日常なのでしょうか？また、今田 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://hida-st.com/2019/07/23/imadamegumi/" target="_blank">「穂高を耕す、穂高に生きる」 標高3000mの山小屋で日々を営み続けるー 今田恵 (有限会社 穂高岳山荘 代表取締役)</a> first appeared on <a href="https://hida-st.com/" target="_blank">ヒダスト</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2950" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1366-2-1024x639.jpg" alt="" width="542" height="338" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1366-2-1024x639.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1366-2-300x187.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1366-2-768x479.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1366-2-1920x1198.jpg 1920w" sizes="(max-width: 542px) 100vw, 542px" /></p>
<blockquote><p>大正14年創業、標高3000mに位置する山小屋「穂高岳山荘」を経営する今田恵さん。大学を卒業してすぐに家業を継ぎ、1年の半分を険しい山の上で営みます。</p>
<p>標高3000mの山小屋で働くとはどんな日常なのでしょうか？また、今田さんが信条と語る<strong>「穂高を耕す、穂高に生きる」</strong>とは？</p>
<p>山々に囲まれた飛騨の地に生きる飛騨人にこそ読んでいただきたい、山に生きる今田さんのストーリーをご覧ください。</p></blockquote>
<h2>大学を卒業してすぐに、家業である「山小屋」を継ぐ</h2>
<p>高山市で生まれました。大正14年に祖父が「穂高岳山荘」という山小屋を創業しまして、わたしも小さな頃から夏休みには必ず一週間以上、多い年には一月丸々、山の上で過ごすのが当たり前でした。</p>
<figure id="attachment_3034" aria-describedby="caption-attachment-3034" style="width: 539px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3034" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi05-1024x711.jpg" alt="" width="539" height="374" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi05-1024x711.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi05-300x208.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi05-768x533.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi05.jpg 1491w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /><figcaption id="caption-attachment-3034" class="wp-caption-text">今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>山小屋といっても、標高日本第３位（3,190m）の奥穂高岳と標高日本第８位（3,110m）の涸沢(からさわ)岳の間である、「白出（しらだし）のコル」（2,996m）に位置しています。麓から片道9時間くらいかかるため、相当頑張って登山した方しか泊まれません(笑)。</p>
<figure id="attachment_3038" aria-describedby="caption-attachment-3038" style="width: 539px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3038" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi01-1024x683.jpg" alt="" width="539" height="359" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi01-1024x683.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi01-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi01-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi01-1920x1280.jpg 1920w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi01-272x182.jpg 272w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /><figcaption id="caption-attachment-3038" class="wp-caption-text">赤い屋根が穂高岳山荘 ー 今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>親からは「やりたいことやればいい」と言われていたものの、一人娘なのでいずれ山小屋を継がなければならない意識は少しありました。「一度は都会に出なさい」との親の勧めから、早稲田大学政治経済学部に進学します。</p>
<p>大学は<span style="letter-spacing: 0.7px; font-size: 1rem;">自由闊達で</span>過ごしやすい場所でしたね。登山やスキーのサークルに入ったり、学園祭の運営で広報局を務めたりと大学生活を満喫しました。</p>
<p>やがて就活の時期に入るのですが、小さい頃からMac使いだったわたしは、Apple Japanの選考を受けていました。まだiPhoneが世に出る前でしたので、先見の明があったかもしれません(笑)。ですが、就活中に父親の体調が悪くなりまして、「卒業してすぐに入社してくれたらうれしい」と父から直接請われました。選考途中で辞退しまして、<strong>家業への就職を決断</strong>します。まあ、そんな父は今も健在なんですけどね(笑)。</p>
<figure id="attachment_3045" aria-describedby="caption-attachment-3045" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3045" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi12-1024x683.jpg" alt="" width="540" height="360" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi12-1024x683.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi12-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi12-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi12-272x182.jpg 272w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi12.jpg 1200w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-3045" class="wp-caption-text">前衛峰「ジャンダルム」と雲海 ー 今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>大学時代も夏に家業のお手伝いはしていたので、そこまで変わらない日々だったかもしれません。忙しくない時期は都会に出ていいよと言われていたので、山がシーズンオフの冬場は東京に滞在し、「広報」や「PR」の研究室で学んでいました。ただの宣伝だけではないファンづくりに興味があったのですが、今の山小屋の広報面でも大きく役立つ学びでしたね。</p>
<p>社会人2年目で結婚したのですが、彼は東京の通信会社に勤めていたので一緒に関東へ住み、わたしが山小屋に働きにいく「単身赴任」生活でした。2012年に父の跡を継いで代表取締役に就任し、拠点が飛騨市神岡町になります。</p>
<h2>標高3000mの山小屋の１日</h2>
<p>穂高岳山荘は、<strong>4月から11月までの営業</strong>となり、<strong>冬はシーズンオフ</strong>で休みになります。登山のシーズンは夏ですので、7月から10月が繁忙期です。</p>
<figure id="attachment_3031" aria-describedby="caption-attachment-3031" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3031" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi08.jpg" alt="" width="540" height="360" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi08.jpg 719w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi08-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi08-272x182.jpg 272w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-3031" class="wp-caption-text">４月の入山後。除雪して山荘を掘り起こす様子 ー 今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>日の出とともに出発したいお客様がいらっしゃる関係で、山小屋の朝はすごく早く、午前4時に起きて朝ごはんを準備します。ですので、スタッフは早番・遅番のシフト制です。早朝に出発して午後15時までに次の山小屋にたどり着くことで、日本の多くの山は安全を保っているんですね。</p>
<p>わたしの主な担当は、フロントでの受付と午前4時30分にオープンする売店でした。朝ごはんの提供が終わってからは休憩を挟み、お客様のチェックアウトが済んだら一斉にお部屋の掃除をします。のんびりする間もなく次のお客様が到着されるので、宿泊受付をしたり、お昼ごはんを出したり、忙しさのピークを迎えます。</p>
<figure id="attachment_3035" aria-describedby="caption-attachment-3035" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3035" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi04-1024x768.jpg" alt="" width="540" height="405" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi04-1024x768.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi04-300x225.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi04-768x576.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi04.jpg 1280w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-3035" class="wp-caption-text">今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>わたしたちは標高3000mに位置する山小屋なので、隣の宿までは歩いて半日の距離となります。人命に関わるため、飛び入り宿泊のお客様を断ることはできません。最近は通信がかなり発達しているので電話予約はできるのですが、天候や体調の関係もありますので仕方ない部分もあります。宿泊定員は250人なのですが、土日の混雑している日などは、「今日の部屋割りどうする？！」とシビアな調整をその場でしていきます。</p>
<figure id="attachment_3032" aria-describedby="caption-attachment-3032" style="width: 539px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3032" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi07.jpg" alt="" width="539" height="359" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi07.jpg 720w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi07-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi07-272x182.jpg 272w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /><figcaption id="caption-attachment-3032" class="wp-caption-text">４月の入山時の霜が張った山荘内 ー 今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>食料品や燃料などの物資は、月に2回、<strong>ヘリコプター</strong>で運んでいます。天気によってお客様の数が大きく増減するため、発注の数の調整はもちろん、運んだ<strong>物資をきちんと管理する技術</strong>が求められます。資源には限りがあるので、掃除の時間・炊事の時間を調整したりと効率良く、かつ<strong>人工的な音をなるべく立てない</strong>ように工夫していますね。スタッフの経験や腕に頼ってしまう部分ですが、少しずつマニュアル化していけるように頑張っています。</p>
<figure id="attachment_3048" aria-describedby="caption-attachment-3048" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3048" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi09-1024x683.jpg" alt="" width="540" height="360" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi09-1024x683.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi09-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi09-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi09-272x182.jpg 272w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi09.jpg 1600w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-3048" class="wp-caption-text">山荘内の様子 ー 今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>相当な山好きが集まる場所ですので、接客をしていても楽しいですね。とても好きな仕事なのです。</p>
<h2>登山の魅力は「シンプルに楽しい」ところ</h2>
<p>登山の魅力は<strong>「シンプルに楽しい」</strong>ところですね。もちろんある程度の技術は必要なのですが、基本的には目的地まで登り歩いて、到着したらすごく楽しい(笑)。とくに、山で食べるごはんは意味が分からないくらい美味しいです。</p>
<figure id="attachment_3037" aria-describedby="caption-attachment-3037" style="width: 539px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3037" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi02-1024x682.jpg" alt="" width="539" height="359" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi02-1024x682.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi02-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi02-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi02-272x182.jpg 272w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi02.jpg 1280w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /><figcaption id="caption-attachment-3037" class="wp-caption-text">今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>それと景色は見たことないくらい綺麗ですよ。山で10年以上働いているわたしも、「こんなの見たことない」ってほど綺麗な景色に出会う時が今でもあります。またそれが、写真やビデオに撮っても伝えられるのは1/100くらいなのですよね&#8230;&#8230;肉眼には敵いません。</p>
<figure id="attachment_3049" aria-describedby="caption-attachment-3049" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3049" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi14.jpg" alt="" width="540" height="360" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi14.jpg 1000w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi14-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi14-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi14-272x182.jpg 272w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-3049" class="wp-caption-text">こんなに綺麗だと気づいた「新雪の日暮れ」ー 今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>都会や街の中で生活していると、身体の感覚や自然の中で生きるということが分からなくなっちゃうんです。災害時にだけ、自然の脅威ってクローズアップされがちですけど、普段から<strong>街やインフラが自然の中に人の居住空間を作っている。</strong>それが見えづらくなっていますよね。</p>
<p>ですので、衣食住をバックパックに詰め込み、自分の身一つで登山をすると、<strong>「自然ってやっぱり強いんだ。人間はなんてちっぽけなんだ」</strong>ってすごく感じるんです。こんなに大きい自然と小さいわたし。とっても気持ちが良い感覚ですよ。</p>
<figure id="attachment_3033" aria-describedby="caption-attachment-3033" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3033" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi06-1024x683.jpg" alt="" width="540" height="360" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi06-1024x683.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi06-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi06-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi06-272x182.jpg 272w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi06.jpg 1600w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-3033" class="wp-caption-text">今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>とは言え、登山の装備はすごく大事です。<strong>登山用の装備の有無で、快適さや安全性が全く違います</strong>。この10年でお洒落で機能的な製品がどんどん生まれていますよね。野外フェス文化の影響やメディアの努力のおかげで、登山界にもその流れが来ました。せっかく登るのであれば装備にも少しこだわっていただきたいです。</p>
<p>若い人にも登山の裾野が広がってきて嬉しいのですが、これから日本人全体の数は減っていくので、外国の方もどんどん受け入れていきたいです。実は標高3000mの山小屋で<strong>クレジットカード決済にも対応</strong>したのです！これは山小屋界隈では画期的なことなんですよ(笑)。通信がそもそもできない状況から、そんなに強くはないですが<strong>Free Wi-Fiも整備</strong>しました。海外から来たお客様にとっては安心ですよね。</p>
<figure id="attachment_3044" aria-describedby="caption-attachment-3044" style="width: 539px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3044" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi13-1024x683.jpg" alt="" width="539" height="359" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi13-1024x683.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi13-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi13-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi13-272x182.jpg 272w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi13.jpg 1200w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /><figcaption id="caption-attachment-3044" class="wp-caption-text">標高日本第３位・奥穂高岳山頂 ー 今田恵さん提供</figcaption></figure>
<h2>「穂高を耕す、穂高に生きる」</h2>
<p>祖父とは直接話したことはないのですが、祖父が遺した言葉である<strong>「穂高を耕す、穂高に生きる」</strong>はわたしの信条です。その土地を借りて、耕して育てて、自分も生きさせていただいている。その土地を壊さずに少しずつ良くして、次の世代に託していく。そんな想いの込もった言葉なのです。</p>
<p>日本の多くの山は信仰の対象となり、修験者が修行の場として宗教登山をされていた歴史があります。ですが穂高はあまりに険し過ぎて、近代までは<strong>未開の地</strong>に近かったのです。簡単に言えば、人間の行くところではないとされていました。自分たちでも「なんでこんなところで住んでいるんだろう」と思う瞬間があるくらいです(笑)。</p>
<figure id="attachment_3036" aria-describedby="caption-attachment-3036" style="width: 542px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3036" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi03-1024x683.jpg" alt="" width="542" height="361" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi03-1024x683.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi03-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi03-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi03-1920x1280.jpg 1920w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/imadamegumi03-272x182.jpg 272w" sizes="(max-width: 542px) 100vw, 542px" /><figcaption id="caption-attachment-3036" class="wp-caption-text">今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>そんな場所でわたしたちは、父が創り上げたインフラを管理して、祖父が発見した水源から水を引いて営んでいます。父はめちゃくちゃ考えて、ヘリコプターの尾部回転翼をもらって、自家製風力発電機をつくったくらいです(笑)。大工仕事や水道工事なども基本的には自分たちでやります。<strong>先代・先先代たちが耕して、引き継いできたおかげで暮らしができている</strong>わけです。</p>
<p>そしてそれは穂高に限ったことではなく、普段住んでいる飛騨の街も同じで、先人たちが一生懸命つくってきた積み重ねがあって、今の街の姿があるのだと実感します。</p>
<figure id="attachment_3046" aria-describedby="caption-attachment-3046" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-3046" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi11-1024x683.jpg" alt="" width="540" height="360" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi11-1024x683.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi11-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi11-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi11-272x182.jpg 272w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2016/07/imadamegumi11.jpg 1600w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-3046" class="wp-caption-text">今田恵さん提供</figcaption></figure>
<p>これからの時代は街を成り立たせるのは難しくなっていくかもしれません。であるならば、新たな技術や思想で、<strong>少しずつ更新していく</strong>ことが大事だと思うのです。一気に何かを変えてしまうと、誰かが痛い思いをしたりとか、否定される人がいたりとか、必ずどこかにしわ寄せがいきます。山小屋も少しずつ少しずつ変わってきました。</p>
<p>穂高岳山荘は去年に95周年を迎えたので、もうすぐ100周年です。わたしは三代目として、基盤をよりよくして次世代に渡していきたい。できたら、みんなで耕していけたらうれしいですし、飛騨の人はこんなに近くに山があるすごく贅沢な環境です。まずはこの夏、穂高に限らず、山に遊びに来てくださいね。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-2953" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1365-2-1024x765.jpg" alt="" width="540" height="403" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1365-2-1024x765.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1365-2-300x224.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1365-2-768x574.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1365-2-1920x1434.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /></p>
<blockquote><p>山々に囲まれた、人里離れた飛騨の地に住むわたしたち。</p>
<p>毎日目にする山のその頂を、登る人たちがいれば、迎え入れる人もいる。</p>
<p><strong>「穂高を耕す、穂高に生きる」</strong></p>
<p>標高3000mの山の上では、尊い営みが脈々と受け継がれているのでした。</p></blockquote>
<h2>連絡先</h2>
<p>今田恵(いまだめぐみ)<br />
<a href="https://www.facebook.com/imadameg" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.facebook.com/imadameg</a></p>
<p>今田恵Twitter<br />
<a href="https://twitter.com/imadameg" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://twitter.com/imadameg</a></p>
<p>穂高岳山荘 公式ホームページ<br />
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		<title>自分事として、小坂の滝と生きると決めた ー 熊崎潤 (NPO法人飛騨小坂200滝 事務局 / ネイチャーガイド)</title>
		<link>https://hida-st.com/2019/01/30/kumazakijun/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[丸山純平]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 29 Jan 2019 15:00:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[下呂市]]></category>
		<category><![CDATA[30代]]></category>
		<category><![CDATA[斐太高校]]></category>
		<category><![CDATA[自然]]></category>
		<category><![CDATA[観光]]></category>
		<category><![CDATA[起業家]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>&#160; 落差5メートル以上の滝が216箇所存在する、下呂市小坂町。 「NPO法人飛騨小坂200滝」の事務局兼ガイドとして、「小坂の滝めぐり」や「小坂なシャワークライミング」を仕掛けるネイチャーガイド 熊崎潤さんの奮 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure id="attachment_2205" aria-describedby="caption-attachment-2205" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-2205" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.takemoto01-1024x606.jpg" alt="" width="540" height="320" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.takemoto01-1024x606.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.takemoto01-300x178.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.takemoto01-768x455.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.takemoto01-1920x1136.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-2205" class="wp-caption-text">photo by 竹本純</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<blockquote><p>落差5メートル以上の<strong>滝</strong>が<strong>216箇所</strong>存在する、<strong>下呂市小坂町</strong>。</p>
<p>「NPO法人飛騨小坂200滝」の事務局兼ガイドとして、<strong>「小坂の滝めぐり」</strong>や<strong>「小坂なシャワークライミング」</strong>を仕掛けるネイチャーガイド <strong>熊崎潤</strong>さんの奮闘を追いかけました。</p>
<p>取材時にご案内いただいた「濁河(にごりご)温泉」の奥地で垣間見た「<strong>氷瀑(ひょうばく)</strong>」と共に、熊崎さんの覚悟と決断の半生をお楽しみください。</p></blockquote>
<h2>「走高跳」にのめり込んだ中学校、挫折ばかりの大学生活</h2>
<p>下呂市小坂町で生まれました。3つ上の姉がいる、二人姉弟です。小さい頃は野生動物とほぼ一緒でしたね。裸足で外を走り回って、奇声を発していたそうです(笑)。自然の中で活発に育ちました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>人生で一番のめり込んだのは、中学校の陸上部で出会った「<strong>走高跳</strong>」です。それまで足の速さには自信があったのですが、中学校で勝負にならないくらい速いやつがいたんですよ。「誰もやっていない競技じゃないと勝てない」そう思っていた矢先、先生に勧められて始めました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>予想以上に背面跳びの難易度が高いんです。「マスターしたい！」との思いから、朝一に学校に行っての朝練から始まり、昼休みには昼練、通常の部活の後は居残り練とかなり<strong>ストイック</strong>に取り組んでいました。自分一人で、準備から練習まで完結できるのも大きな要因でしたね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>身長が160センチに届かなかった僕ですが、3年生の時には180センチ飛べました。しかし競技としては飛べた高さが全てです。東海大会へ進んだ時に、身長180センチ以上のスーパー中学生がいっぱいいるんですよ(笑)。みんな自分の身長以上は飛べるから、僕は予選敗退です。そこが<strong>一つのゴール</strong>で、<strong>良い意味で諦めがつきました</strong>。</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_2202" aria-describedby="caption-attachment-2202" style="width: 539px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-2202" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa01-1024x547.jpg" alt="" width="539" height="288" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa01-1024x547.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa01-300x160.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa01-768x410.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa01-1920x1025.jpg 1920w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /><figcaption id="caption-attachment-2202" class="wp-caption-text">photo by 桂川融己</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>その頃、将来の夢はなかったですね。大学を卒業して普通にサラリーマンになるかなと、斐太高校に進学します。高校時代は一番自我がなかったかもしれません。<strong>淡々と過ぎていく時間</strong>で、友人と深い関係も築けない。周りの友人に引っ張られてテニス部に入ったものの、部活はそっちのけでスケボーに興じる毎日でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>進路を考える際に<strong>「小坂から出るなら世界まで出よう！」</strong>と思い、国際系の学部に惹かれていろいろと受験した結果「南山大学総合政策学部」に進学します。大学生活一番の失敗はテニス部に入ったことですね(笑)。バイトする暇もないくらい本当に忙しくて、「部活をやるために大学に入ったのか？」そんな疑問から2年生で辞めました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当時は愛知万博の開催前で、<strong>環境問題・教育が熱い時期</strong>でした。僕も自然の中で育ったためか関心が高く、環境先進国の<strong>スウェーデンに留学</strong>しようと一念発起。勉強するもののTOFEL(英語能力測定試験)で全然点数が取れなくて、<strong>挫折</strong>してしまいます。留学を諦めてからは惰性で過ぎる日々。大学生活はチャンスと思っていた割に、やりきる経験がありませんでしたね。</p>
<h2>「飛騨産業株式会社」に入社し、世界を飛び回る</h2>
<p>そんな状態で就活の時期を迎えまして、具体的な職業は思いつきません。相変わらず<strong>環境・自然</strong>には関わりたかったのと、<strong>海外に出る</strong>機会にも憧れていたんです。地元でそんな会社ないかなと探し当てたのが、木工家具メーカーである「<strong>飛騨産業株式会社</strong>」でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>思い返すと中学生の頃、親父と軽トラに乗って里山に遊びに行くのが好きでした。家を建て替えた際に、薪ストーブを導入したんですよ。それからは定期的に森に出かけて、材木を切り倒してはクレーン車で集材する<strong>林業業者</strong>みたいな生活をしていたんです(笑)。そんな原体験もあって日本の材木利用に関心が高く、飛騨産業はベストヒットだったかもしません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕が入社した当時、木材の仕入れ担当の方が定年まで残りわずかという状況で、「熊崎に継がせよう！」と集中的に育てていただきました。同期の中でも異質ですよ。当時は木材の約8割をアメリカと中国から輸入していたこともあり、かなりの頻度で海外出張に行きました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_2204" aria-describedby="caption-attachment-2204" style="width: 539px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-2204" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa03-1024x514.jpg" alt="" width="539" height="270" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa03-1024x514.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa03-300x151.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa03-768x386.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa03-1920x964.jpg 1920w" sizes="(max-width: 539px) 100vw, 539px" /><figcaption id="caption-attachment-2204" class="wp-caption-text">photo by 桂川融己</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>趣味のスケボーやアウトドアなど、プライベートでも同僚や先輩とも気が合ったので日々をエンジョイしながら、比較的早いスピードで昇進もしていきます。しかし同時に、組織に取り込まれて抜け出せなくなることへの不安感もありましたね。また、僕は誰よりも早く出社することが正義だと考えていたので、朝6時には出勤して帰宅するのは21時・・毎日そんな生活です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>いつか生まれる子どものことを思ったら、現状の生活スタイルには疑問符がつきました。そうして、僕が飛騨産業に入社したのと同時期に設立された「<strong>NPO法人飛騨小坂200滝</strong>」に強く惹かれていきます。</p>
<h2><strong>「NPO法人飛騨小坂200滝」と出会い、流れが変わる</strong></h2>
<p>1981年(昭和56年)に小坂町周辺の滝に関する調査が始まり、<strong>落差</strong>が<strong>5メートル以上ある滝</strong>がなんと<strong>216箇所</strong>もあることが判明しました。その調査資料をもとに写真集<strong>「小坂の瀧」</strong>が刊行され、各家庭に一冊ずつ配られたのです。僕はその写真集が大好きでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>滝調査はしたものの長年、<strong>資源の有効活用ができていない</strong>まま。なんとか滝を活かせないだろうか。地元の商工会が中心となって、小坂の滝めぐりコースを創ったのが2004年になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうしてルートはできまして問い合わせが来るものの、今度は案内するガイドがいません。ガイドのニーズがあることにいち早く気づいていた、当時の下呂市役所小坂地域振興事務所所長の<strong>桂川淳平</strong>さんが同級生などに声を掛け合い、最終的には役所を早期退職して立ち上げたのが<strong>「NPO法人飛騨小坂200滝」</strong>だったのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_2203" aria-describedby="caption-attachment-2203" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-2203" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa02-1024x501.jpg" alt="" width="540" height="264" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa02-1024x501.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa02-300x147.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa02-768x376.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.katsuragawa02-1920x939.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-2203" class="wp-caption-text">photo by 桂川融己</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>NPO発足の新聞記事を見つけた時は「僕のやりたかったことが先を越された！」くらいの気持ちで、今思うとすごく生意気(笑)。僕も2009年頃から、週末限定ではありますが<strong>ボランティアガイド</strong>として活動に関わり始めます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうして取り組む中で2008年、岐阜県の観光振興事業である<strong>「岐阜の宝もの」第一号に認定</strong>されました。県が3年間バックアップしてくださったおかげで「小坂な冬の滝めぐり」を始め、いくつかの事業のベースを形作れましたね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし滝ガイドを担い、他メンバーのほとんどを占めているのは60代半ばのおじさんたちです。予算が切れた後は存続も難しく、いずれ消滅してしまうのは明白でした。「誰かが引き継いでやってくれるだろう」そう考えていた僕も徐々に危機感を抱き、<strong>「誰もやらないならば僕がやろう」</strong>と決意します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>周りからは<strong>「お前アホだろ」「そんなものは仕事じゃない」</strong>と言われ、反対の嵐でした。ちょうど子どもが生まれるタイミングで、子どもの顔を見ない生活はしたくなかったんです。それもあって奥さんは納得してくれて、周囲の反対を振り切り、29歳で飛騨産業を辞めました。</p>
<h2>小坂の滝でメシを食う。覚悟の新規事業</h2>
<p>最初の半年は収入がなく、<strong>夜は旅館でアルバイト</strong>をしながら昼間に滝の仕事を続けました。奥さんが働いていたので、<strong>ヒモ生活</strong>ですよ。「自分は何者なのだろうか？」と問いかける孤独な状態で、世間の目が気になりましたね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それでも「<strong>絶対に滝事業は伸びるし、僕はこれでメシを食っていくんだ！</strong>」その想いだけはブレていません。とはいえ今だって実験段階の人間なので、よく分からない自信です(笑)。しかし誰かがやらなければいけない。明確に<strong>「自分のポジションはここだ」</strong>という意識があったのです。一番ありがたいのは奥さんに理解があったこと。「なんとかなるやろ」の言葉に支えられてきましたね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_2304" aria-describedby="caption-attachment-2304" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-2304" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49259699_775342452849291_7619229196639797248_n-e1548218883415-1024x594.jpg" alt="" width="540" height="313" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49259699_775342452849291_7619229196639797248_n-e1548218883415-1024x594.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49259699_775342452849291_7619229196639797248_n-e1548218883415-300x174.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49259699_775342452849291_7619229196639797248_n-e1548218883415-768x445.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49259699_775342452849291_7619229196639797248_n-e1548218883415-1920x1113.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-2304" class="wp-caption-text">photo by 桂川融己</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>そりゃ、今まで通り勤め人であった方がある意味楽でしたよ。今のように年中無休ではないし、生活だってもう少しちゃんとできる。だけど<strong>自分で稼いで、商売している実感</strong>は大きいですよね。その実感が宿った事業が「<a href="https://www.osaka-taki.com/tour_info/sawanobori/index.html" target="_blank" rel="noopener">小坂(おさか)なシャワークライミング〜 清流アドベンチャー 〜</a>」です。</p>
<p>小坂の清流はとても冷たく綺麗な水なので、夏の時期には最高です。<strong>「鼻から入る水すら美味い」</strong>と紹介しています(笑)。そんな清流や沢で目一杯遊ぶ、この企画にはすごく自信がありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし企画当初、周りのおじさんたちには<strong>反対</strong>されます。僕は強硬派だから「<strong>リスクないからやろうよ！</strong>」と、全額助成される補助金を取ってきたんです。でも当時の僕がアホだったのは、補助金が<strong>後払いだった</strong>んですよね・・(笑)。最終的には淳平さんが借金をしてくれて、なんとかなりました。補助金をベースにライフジャケットなどの備品を揃えて、先進事例のもとで修行しながら3年間モニターを繰り返します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>最も情熱を注いだ結果、<strong>0から年間300万円を稼ぐ事業モデル</strong>へと成長しました。客層の中心は30代の女性で、名古屋からお越しになる方が多いです。嬉しいことに、<strong>最もお客様のリピート率が高い</strong>コンテンツでもあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、この事業をほぼ一人で運営していた時期は<strong>地獄</strong>でしたね(笑)。早朝の事務作業に始まり、日中は絶え間なくお客様のガイドをして、終了後はウェットスーツを全部洗って干して帰ると22時。それがほぼ毎日続くので、夏場は体脂肪率が5パーセント下がります。一日5食食べるくらい、<strong>体力勝負</strong>なんですよ。インターン生を雇ったことで死なずに済みました・・(笑)。</p>
<h2>ガイドの仕事の本質は「水商売」と同じ</h2>
<p>コンテンツの企画は、どれだけ<strong>素人レベル</strong>に落とし込めるのかが勝負です。アウトドアの玄人ほど自分でやっちゃいますから(笑)。つまり僕自身が一番楽しいことは、一般のお客様には辛すぎる体験なのです。「自分の楽しい」を押し付けるのではなく、「お客様の楽しい」を提供する。つまりはサービス業なんですよね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>地域のおじさん連中に<strong>「お前らのやっていることは水商売やぞ」</strong>と言われた当時は傷つきましたが、今では誇りに思っています。本質的には全く同じで、いかに<strong>お客様を気持ちよく満足させてあげられるのか</strong>が仕事なのです。<strong>「酒を飲むのか、沢の水を飲むのかの違い」</strong>これはうちのシャワクラ・エースガイドの言葉です(笑)。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ありがたいことに年間10回以上のリピーターもいらっしゃる今では、名キャバ嬢に弟子入りしたいくらいですよ。どれだけお客様の気持ちを察して、いやらしくない気遣いができるか。僕は苦手なだけにもっと勉強したいですね。ようやく最近、<strong>これは面白い仕事だな</strong>と思えるようになりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_2207" aria-describedby="caption-attachment-2207" style="width: 542px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-2207" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun01-1024x640.jpg" alt="" width="542" height="339" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun01-1024x640.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun01-300x188.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun01-768x480.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun01-1920x1200.jpg 1920w" sizes="(max-width: 542px) 100vw, 542px" /><figcaption id="caption-attachment-2207" class="wp-caption-text">photo by 丸山純平</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>ガイドに関わる人の<strong>ストーリーやキャラクターが一番の魅力</strong>かもしれません。とあるコアリピーターの方は「<strong>熊崎さんのオススメなら間違いないから、とりあえず連れてって</strong>」とおっしゃいます。信頼していただいている証であり、つまり楽しむ場所はどこでも良いんです(笑)。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>小坂を始めとする飛騨には、たくさんの<strong>お客様を満足させられるフィールドがある</strong>と断言します。だからこそプロガイドをどんどん養成して、品質の高い観光案内を飛騨一丸となって提供したいですね。そんなミッションから「<a href="http://hidanomoriguide.com/guide_list/" target="_blank" rel="noopener">飛騨の森ガイド協会</a>」の設立にも尽力し、自然観光ガイドの普及と養成を行なっています。今後の<strong>飛騨地域の観光の軸</strong>となるはずです。</p>
<h2>豪雨災害は「リニューアル」。自分事として取り組み続ける</h2>
<p>「一番好きな滝はどれですか？」と、よく質問されるのですが、「<strong>一番好きな滝はありません」</strong>と答えます。誤解なくお伝えしたいのですが「小坂の滝」は一つの要素であって、正直言えば「滝」そのものにそこまで興味はないです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>滝が単独でポツンと出てきてもあまり感動はないですよね。森を抜けて谷を歩いて、沢を登って行った先になにか来るぞ・・出た！そんなイメージです(笑)。だから滝単体ではなくて<strong>「小坂の谷」全体が好き</strong>なのです。<strong>魂が落ち着く場所</strong>ですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_2200" aria-describedby="caption-attachment-2200" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-2200" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.02-1024x539.jpg" alt="" width="540" height="284" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.02-1024x539.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.02-300x158.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.02-768x404.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.02-1920x1011.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-2200" class="wp-caption-text">photo by 丸山純平</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>昨年6月に発生した豪雨災害では、被害がひどく復旧作業もとても大変でした。だけど、<strong>大変さをアピールしたところで誰も喜ばない</strong>ですよね。幸い、人は亡くなっていません。自然と寄り添っている限り、こういうことはあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>昨年の災害を一言で言うならば<strong>「リニューアル」</strong>です！至るところで大きく地形が変わり、幸運なことに滝がダイナミックに見やすくなったんです。その変化に立ち会えたのは、自然と共に生きている身としてハッピーでもあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_2201" aria-describedby="caption-attachment-2201" style="width: 540px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-2201" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.04-1024x491.jpg" alt="" width="540" height="259" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.04-1024x491.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.04-300x144.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.04-768x368.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2018/12/kumazakijun.04-1920x920.jpg 1920w" sizes="(max-width: 540px) 100vw, 540px" /><figcaption id="caption-attachment-2201" class="wp-caption-text">photo by 丸山純平</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>復旧作業を進める中でより実感したのですが、一つの遊歩道を設置するのにもたくさんの人力が必要です。「守り人」がその地に住み続けない限り、地域は存続できません。そして当然ですが、他人事ではなくて<strong>自分事</strong>じゃなければ、その土地に住まないですよね。</p>
<p>自分事にしていくのが大事だからこそ、地元の子どもたちへの観光教育にも力を入れています。そう思うと一度、<strong>飛騨の外を経験してくることは必須</strong>かもしれません。それに地元の<strong>外からできる応援・支援</strong>もあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕はこれまで、たくさんの応援してくださった方のおかげで事業を続けられました。同様に「どうせ補助金頼りなんだろう」「そのうちすぐに潰れるな」と、<strong>冷ややかに見る方もたくさんいらっしゃいました</strong>。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし5年経った今、<strong>エコツーリズムが下呂市の観光の柱</strong>になり、着地型観光をどんどん組み込んでいく姿勢に変わりました。感慨深いですし、次のステージに変わった以上、トップランナーとして転ぶわけにはいきません。</p>
<p>この町の未来を自分事として、日々できることに取り組んでいきます。ぜひリニューアルした小坂の滝へ、遊びに来てもらえたら嬉しいですね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<figure id="attachment_2313" aria-describedby="caption-attachment-2313" style="width: 541px" class="wp-caption aligncenter"><img loading="lazy" class="wp-image-2313" src="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49715053_324500144824057_1648142765822836736_n-1024x683.jpg" alt="" width="541" height="361" srcset="https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49715053_324500144824057_1648142765822836736_n-1024x683.jpg 1024w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49715053_324500144824057_1648142765822836736_n-300x200.jpg 300w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49715053_324500144824057_1648142765822836736_n-768x512.jpg 768w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49715053_324500144824057_1648142765822836736_n-1920x1280.jpg 1920w, https://hida-st.com/wp-content/uploads/2019/01/49715053_324500144824057_1648142765822836736_n-272x182.jpg 272w" sizes="(max-width: 541px) 100vw, 541px" /><figcaption id="caption-attachment-2313" class="wp-caption-text">photo by 竹本純</figcaption></figure>
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<blockquote><p>自分事として取り組む<strong>熱意</strong>と<strong>決断</strong>が、地域の未来を切り開く。</p>
<p>小坂と共に生きる道を選択した熊崎さん、その裏には数知れない苦労と葛藤がありました。そんな熊崎さんとだからこそ、一緒に見た氷瀑の美しさも、道中の楽しい時間も忘れられないのかもしれません。</p></blockquote>
<h2>連絡先</h2>
<p>熊崎潤(くまざきじゅん)<br />
<a href="https://www.facebook.com/jun.kumazaki" target="_blank" rel="noopener">https://www.facebook.com/jun.kumazaki</a></p>
<p>小坂の滝めぐり<br />
<a href="https://www.osaka-taki.com/">https://www.osaka-taki.com/</a></p>
<p>飛騨の森ガイド協会<br />
<a href="http://hidanomoriguide.com/" target="_blank" rel="noopener">http://hidanomoriguide.com/</a></p>
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<p>&nbsp;</p><p>The post <a href="https://hida-st.com/2019/01/30/kumazakijun/" target="_blank">自分事として、小坂の滝と生きると決めた ー 熊崎潤 (NPO法人飛騨小坂200滝 事務局 / ネイチャーガイド)</a> first appeared on <a href="https://hida-st.com/" target="_blank">ヒダスト</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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	</channel>
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